2015-07-09 第189回国会 参議院 経済産業委員会 第23号
今朝のNHKのニュースで、ギリシャの債務問題に関して、日本貿易保険がギリシャ向けの輸出の引受基準を厳格化するとの報道もありました。海外輸出している日本企業や海外と取引している日本企業は大きな損失を被るリスクが高くなっていると言わざるを得ません。
今朝のNHKのニュースで、ギリシャの債務問題に関して、日本貿易保険がギリシャ向けの輸出の引受基準を厳格化するとの報道もありました。海外輸出している日本企業や海外と取引している日本企業は大きな損失を被るリスクが高くなっていると言わざるを得ません。
○政府参考人(宗像直子君) 本年五月末時点では、ギリシャ向けの貿易保険の引受残高は、短期が約十七億円、中長期が約二百四十一億円となっております。ただ、中長期のうち担保が付いていない貸出実行残高は現時点で約五億円にとどまっておりまして、ギリシャ全体について保険金支払が請求される可能性があるのは、今の時点では二十二億円程度となっております。
そこで、今後ギリシャ向けの輸出に関して貿易保険の引受制限などを行う可能性はあるのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。
我が国の銀行部門のギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアの公的部門向け債権は、昨年十二月時点の集計でございますが、ギリシャ向けが約四億ドル、三百三十億円ぐらいです。ポルトガル向けが約十一億ドル、約九百億円でございます。スペイン向けが約八十九億ドル、約七千三百億円、イタリア向けが約二百八十六億ドル、約二・三兆円というふうに承知しております。